『教養としての落語』

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マクラ「落語の人物と申しますと、八っつぁん熊さん、それに横丁のご隠居さん、人のいいのが甚兵衛さん、馬鹿で与太郎なんてことを申します」

 

あごあしまくら付さ

ビジネスシーンでもよく見聞きする用語です。もともとは「寄席の主催者が、演者の食事代、交通費、宿泊費を負担する」という意味で使われていました。「あご」(=あごを使って食べることから「食事代」)、「あし」(=移動に足を使うことから「交通費」)、「まくら」(=寝るときに枕を使うことから「宿泊費」)というわけです。一方「あごあし付き」なら、「食事代と交通費だけが支給される」という意味になります。

 

『笑府』中国、明の時代の末期に編纂された笑話集